2012年7月23日月曜日

子連れパリ旅行2日目 市内観光その1 午前中

3月27日火曜日

私の滞在していたホテルは、カルチェラタン地区に位置していて、最寄駅はメトロ10番線のMaubert-Mutualite(モベール・ミュチュアリテ)でした。
この駅前では、週3回朝市 マルシェが開催されます。

ホテルでたっぷりとした朝食を摂った後でしたが、こんな真っ赤に熟れたいちごは見逃せませんよね。
マルシェで売っているものはBio=オーガニック(無農薬有機農法)ものが多いようで、お値段的にはスーパーのほうが安いような気がします。

・・・が、きらきらと輝く新鮮なフレッシュフルーツ、山盛りのチーズ・・・やっぱりマルシェは素敵です。
マルシェのいちご

いちごを11.57ユーロで購入し、ノートルダム寺院までてくてく。
徒歩5分ほどで到着です。

ノートルダム寺院前の広場にはたくさんの観光客が詰めかけています。
広場で腰を下ろして、いちごを食べながら、朝日のノートルダム寺院を眺めます。
ただ、朝日だと逆光になってしまうので、写真を撮るならば夕方のほうがきれいかもしれませんね。

ノートルダム大聖堂は、中世文化を代表する建築物で、ヴィクトル・ユゴーの「ノートルダム・ド・パリ」でも有名です。
ディズニー映画の「ノートルダムの鐘」を見ておくと、子供でも興味を持ってくれると思います。

私はここの荘厳な雰囲気がとても好きです。
ノートルダム寺院内陣

ゆったりと流れるセーヌ川をバックに、美しいゴシック建築、繊細なバラ窓・・・
最後の夜に、ここでグレゴリオ聖歌のコンサートを予約しているので、今日はさっと見て次へ。

ノートルダムでは有名なガーゴイルを近くで眺められる、塔へも入場できます。ここもミュージアム・パスが使用できます。

次に、大混雑が予想されるサント・シャペルへ。
ここはスタッフの由紀ちゃんがパリに行った際に「すっごく気に入った場所」ということで、期待が高まります。

サント・シャペルはノートルダムと同じシテ島にありまして、途中警視庁舎横を通っていきます。
そもそもサント・シャペルの建物自体、最高裁判所、コンシェルジュリーと同じ敷地になっていて、この後ちよっとヒサンなことに・・・

サントシャペルは開館時間が9時半だったので、9時10分頃到着し、2番目に列に並びました。
ちなみに1番目の方も日本人(笑)
あっという間に列はぐんぐん伸びていきまして「ほら、やっぱりママの言うとおり、早めに並んで正解でしょ!」と鼻高々。

ところが9時半ぴったりにゲートはあけてもらえたのですが、行けども行けども教会の入り口が見当たらない??
1番目の日本人の方も「えー!?教会はどこかご存知ですか?」と聞かれるものの、工事中ということもあって、うしろの方もひきつれてぐーるぐーる。。。
しかも、係員さん居ませんから(笑)

結局、場所を知っていたらしい方にどんどん抜かされ「一番乗りの静かな空間」は味わえませんでした(涙)

サント・シャペルの礼拝堂は、上下2層に分かれていて、下層は王家の使用人が使用し、上層は王家のものだったそうで、下層部は重厚感のある太い列柱が並び、上層部は逆に、徹底的に壁をなくし、ステンドグラスの中に漂っているような、幻想的な空間が広がります。
サントシャペル寺院

ただひたすら、美しい光の世界にたわむれましょう。
そうそう、このステンドグラスはパリ最古のもので、旧約聖書、新約聖書の物語となっているそうです。
私はガイドブックの通りに、双眼鏡を持って行ったのですが、莫大なステンドグラスの中で物語をたどるのは一苦労。
実は階段横に、各国語で表記されたステンドグラスの説明があるので、それを最初にゲットして、ゆっくりと腰かけて眺めるとよいですよ。

それと、これだけ素晴らしいと写真を撮りたくなるもの。
娘には携帯電話とスマホを渡して、パリ滞在中写真を撮らせていました。
これも飽きさせないための工夫です。

サントシャペルを観終わったら、ぜひここでトイレに行っておきましょう。
トイレは教会を出て、入り口側に戻るところに看板が出ていて、階段を下りた地下にあります。

ヨーロッパは基本「トイレを見つけたら絶対に入っておくこと!!」これは鉄則です!
これを怠ると、子供の場合我慢ができないので、有料トイレやカフェを探して右往左往することになってしまいます。

次にすぐ隣の、マリー・アントワネットが最後の日々を過ごしたコンシェルジェリーに向かったのですが、入り口で「あ、今日は午前中休みになったので午後から来てね~」
と軽く言われ(笑)
「何時に開きますか?」と聞いても「2時か3時?ちょっとわからないなー」ですって(笑)

こんな時は待っていても大抵だめなので、さっさと次の目的地へ。

メトロのCHATELET駅から1番線で凱旋門のあるシャルル・ドゴール・エトワール駅へ向かいます。
1番線はシャンゼンゼ大通り下を通っているので、シャンゼンゼを散策したい場合は、フランクリン・ルーズベルト駅下車で凱旋門に向かうとよいでしょう。

私は1つ手前の駅で降りて「オー、シャンゼリゼー」と謳いながら通りを歩き、あっという間に凱旋門へ到着です。
凱旋門

凱旋門は放射線状に広がる通りの中央に位置し、陸上からは近づけません。

ここの真下まで行くためには、一旦RER7メトロの入り口から地下に降りると、凱旋門へと続く地下道に入ります。
凱旋門の真下の階段途中のチケットブースでは、凱旋門の屋上へ昇るチケットが発売されています。
ミュージアム・パス使用可なのですが、問題は子供分。
子供はパスポート原本を提示して、ここで子供用のチケットを発券してもらわなくてはいけません。

私はこの日、パスポート原本を持っていなかったので、登り口では「チケットブースに行け」と言われ、チケットブースでは「パスポート原本じゃなくちゃダメ」と拒否され、へとへと・・・

むむっ意外と厳しいです。

この日は凱旋門を真下から見上げてみたり、地上から堪能し、上に昇るのは諦めました。

凱旋門を出たら、今度はメトロ6番線でトロカデロ駅へ。

駅を出るとシャイヨー宮が目の前に広がります。
このシャイヨー宮からエッフェル塔を眺めるのが絶景中の絶景なんです。
多分、ツアーですと必ず訪れるポイントで、私も学生時代に訪れました。
バスツアーだとあっという間に写真をとって5分で通り過ぎてしまう場所ですが、扇形に広がる白亜の建物は、一見の価値があります。

朝は肌寒かったのですが、この頃になると「年に何度もないだろう」というほどの、極上の改正になっていました。

噴水の水はきらきらと光をはじき、逆光のエッフェル塔は黒いオブジェのよう。

ゆっくりと階段を下りて、セーヌ川のイエナ橋を渡り、エッフェル塔の真下へ。

エッフェル塔は遠くからの写真をよく見かけますが、学生時代、何も知らず夜のエッフェル塔の真下を歩いて、その美しさに感動したんです。

遠くからでも、近くでも、真下でも、刻々と表情を変え、その美しい姿を見せてくれます。

最終的には、シャイヨー宮の反対側、シャン・ド・マルス公園まで歩きました。

すると、今度は雲一つない青空に聳え立つエッフェル塔が姿を現しました。
快晴のエッフェル塔

息子はシャン・ド・マルス公園の遊具でひと遊び。私は娘たちとベンチで完璧な景色を堪能しました。

さて、そろそろお腹がすいてきました。

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