先ずガイドブックで行きたい場所や、空港からのアクセスを確認しておく必要があります。
個人旅行の場合は、重いスーツケースを持っているのですから、空港に到着してから市内に入るまでのアクセスがとても重要ですし、同時に滞在中もストレスなく移動できるエリアに拠点を置くことはとても重要です。
パリはロワシーの通称で知られるシャルル・ド・ゴール空港に到着することになります。
ここからパリ市内までの公共交通機関を利用しての移動は、
【バス】
- エールフランスバス・・・凱旋門往きとリヨン駅経由モンパルナス駅往きの2路線
- ロワシーバス・・・オペラ座往き
- RER B線
RER沿線だと選択肢も多いですが、パリは駅構内にエスカレーターがないことが多く、スーツケースが大きいと移動が大変ですし、夜遅くは治安の問題もあるようです。
パスはスーツケースが預けられるので身軽ですし、一度乗ってしまうと目的地まで一直線・・・ということで、当初はロワシーバスでオペラ座下車、最寄りのインターコンチネンタル・ル・グランが良いかな・・・と思っていたんです。
ただ、調べて行くうちに、マルシェで買い物をしてアパルトマンに暮らす・・・というスタイルのほうが家族旅行には適しているような気がしてきたんです。
ホテルでの滞在は快適ですが、現地で美味しいものを調達してお料理、というのは難しいですからね。
調べてみると、パリには短期向けのアパルトマンがたくさんあります。
けれど、最終日にチェックアウト時間以降も荷物を預かってもらう必要がありましたし、毎日清掃もしていただきたかったので、アパルトマンとホテルの両方の機能を持っているところはないかしら・・・と欲張りになってきました。
その結果、シタディヌというアパートメントホテルチェーンと、滞在したレジデンス・アンリ・キャトルが候補になりました。
レジデンス・アンリ・キャトルは、ホテル予約サイトのBooking.comやTripadviserの評価がとてもよく、口コミを丁寧に読んでいくと、ここがまさに要望通りのホテルと即決しました。
Booking.comサイトへはこちらから
Tripadviser パリのホテルランキングはこちらから
私が滞在したレジデンス・アンリ・キャトルの公式HPはこちらから
レジデンス・アンリ・キャトルは、小さな小さなプチホテルで、各階2戸しか部屋がありません。
今回、子ども3人を連れての4人旅だったので、2人部屋2室よりは、4人部屋1室のほうが魅力だったのも大きな決め手となりました。
レジデンスなので、毎日のクリーニングがありますし、簡易のキチネットがついています。
詳しくはホテルの詳細編でご紹介しますが、メリット、デメリットは以下の通り
【メリット】
- 簡易キッチンがついているので、マルシェで買い物したり、現地で食材を買って料理が楽しめる
- 毎日のクリーニングがある
- 何よりも治安が良い、という評価が多かった
- ノートルダム寺院まで徒歩ですぐ、地下鉄駅も2つ、RERの駅も利用可能と、交通アクセスが非常に良かった
- スタッフのサービスが良いと高評価だった
- パリでは毎日朝は美味しいクロワッサン♪に憧れていたので、角を曲がるとすぐエリックカイザーがあって、焼きたてパンが買える
- 私にはデメリットではないのですが、昔ながらの建物なので、エレベーターがすっごく小さくてノロノロ。手で扉を閉めるタイプです。
- いわゆるアメリカタイプのホテルの設備は期待できません。洋服ダンスも引出タイプではなくハンガータイプしかありません。ガタガタ言ってます。でも、パリっぽくて私は好きです。
- あくまでも簡易キッチンなので、本格キッチンが良ければアパートメントのほうが備品がそろっています。
ヨーロッパは大抵古い建物を直して使っているので、水道管は細いですし、イロイロ不便なこともあるんですよね。
でも、それは現地でしか味わえない魅力ということで楽しんでしまうと、ガタガタっぷりが愛おしくなりますよ。
日本並みの施設を求めるのであれば、5つ星・・・もしくはアメリカタイプのホテルを選ばれた方が良いでしょう。
話は戻りまして、ホテルを決めるに当たり、私は上記のような口コミの乗っているサイトをよく利用します。
検索項目として、人数や目的、必須項目を入力していくと、すぐに検索結果が出ます。
気をつけなくてはいけないのは、例えばカップルと家族ではホテルのランキングが大きく異なったりすることです。
自分の旅のスタイル、目的を正確に入力しましょう。
そして、いくつか気になるものがあったら、ページに明記されている公式ホームページアクセスしてみましょう。
この時点で、大体の旅の目的が決まっていれば、ホテルの場所と交通機関の利便性を確認しておきましょう。
パリ市内であれば、著しく不便ということはないでしょうから、あとは駅からの距離などが問題になるかもしれませんね。
毎日のことですから、最寄駅からの距離は重要ですよ。
絞れて来たら、今度はホテルの名前で検索をかけます。
そうすると、例えばブログで旅行記がアップされていたりして、よりホテルの姿が身近に感じられるはずです。
そういえば、最近多いのが360度ビューでホテルのロビー、部屋、レストランなどの公共施設が見られることが多くなってきました。
サイトの写真だけだとイメージしづらいですが、この機能を使うとホテルの全景がわかって良いですね。
ちなみに、先ほど紹介したレジデンス・アンリ・キャトルのHPでもこの機能を使ってお部屋の詳細を見ることができます。
私は目を皿のようにして、簡易キッチンの備品を確認していました(笑)
一概には言えませんが、ホテルの予約は連泊の場合は早めに予約を入れておいた方が良いです。
一泊でも部屋が取れないとホテルを移動する事態になりかねません。
私は3月末の宿泊を、10月の時点で予約しました。なんといっても9連泊だったので心配だったんです。
最初はBooking.comで予約したのですが(Booking.comの驚きの便利機能についてはまた後日)数日後、ホテルの公式ホームページで特別オファー(格安プラン)が出たので変更してもらうことに。
Booking.comのサイトには、キャンセル可能な料金プランしか出ていなかったのですが、特別オファーにすると、キャンセル不可、即前払いとハードルは上がりますが、オペラのチケットが買えるほどの値段の差があったので、ダメもとでホテルに問い合わせをしてみると簡単にO.K.がもらえました。
もともと10月中旬のレートが非常によかったので、1泊分の保証金の入金を依頼された際に「全額支払います」と入金済みだったのです。
ホテル予約サイトによって円建てかユーロ建てか、仕組みは異なるのですが、いずれにしても円高の時に決済してしまうのがお得なのは変わりません。
私の場合は、円高の時に全額入金した後に、円安になってから返金があったので、思ったよりも返金額が多かった=ホテルが安くなったのでラッキーでした。
調べていただくとわかりますが、ホテルの価格も航空券と似ていて、空室連動、通貨変動により大きく値段が変わります。
ホテルは特別オファーがもちろんお得ですが、半年くらい前か、もしくは直前割が安いのだと思います。
私は直前割は怖くて待てませんが、考えられないような破格値で出ることもあるようなので、サイトを確認してみるとよいでしょう。
最後に、カルチェ・ラタン地区にあるこのホテル、とても居心地がよく、子供たちもお気に入りでした。
毎朝起きたらエリックカイザーに焼きたてのパンを買いに行き、カフェ・オレや紅茶でゆったりと過ごす時間は快適で、体調もとてもよくなりました。
通常、ホテルでの食事だけだと野菜が不足しがちになりますが、お野菜が豊富な農業国のフランス。いろいろな種類の野菜を買って食べ比べしたりしました。
地下鉄の駅からホテルまでは、途中に大きな警察署があることもあり、深夜の劇場帰りでも一度も不安に思うことはありませんでした。
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